第四戦 相川うさみみ攻防戦
心斎橋駅 御堂筋線
15:15
第四戦の目的地は、阪急京都本線の相川（あいかわ）駅。
もう、なんか南北移動ばっかりやね。
で、我々はまたもうさみみなわけでして。
今日四度目ですよ？ だいぶ感覚がマヒしてますよ？
その様がいくら恥ずかしかろうが、我々は“少年少女の心を忘れない”紳士。
たとい人が多かろうと、全く気にせずうさみみを着けるのだ。
あぁ、うさみみに突き刺さる視線が感じられるくらい、頭とうさみみが同化してきた。
時間的に一戦がせいぜい。一度くらい、目的地に到着してみたいものだ。
とにかく、進撃あるのみ。でも、これ以上、御堂筋線でうさみみを晒すのは精神的に持たない。
そこで、奇手に出ることに。
通常ならば、このまま御堂筋を北上、梅田で阪急に乗り換えて相川を目指すが、碁盤の目にしかれた大阪の地下鉄路線網を利用、あえてここから長堀鶴見緑地線で長堀橋まで移動し、阪急と相互直通運転を行っている堺筋線に乗り換えることに。
とにかく、御堂筋線のドル箱路線と梅田の人込みを避けよう、という狙いだ。
堺筋線のほうが圧倒的に乗客が少ないし、乗り換えの回数が一つ増えるとは言え、総合的には梅田での乗り換えよりもある程度時間が短縮できる。
また、動物園前にいる赤チームも堺筋線で目的地を目指すであろう、という目論見もあった。
うまく出会えば、うさみみ装着権が譲渡できる。
と、ここで、うさみみ装着チームは、全体メールで装着証明写真を送らなければならない、というメールが開始直後に回ったらしいのだが、なぜか私の携帯にはそのメールがなく、そのままゲームをスタートさせることに。
これは、あとで言われてかなり驚きました。
方針が決まれば即行動。
早速、colonelさんがサイコロを投じる。
階段で。
案の定、サイコロは階段をコロコロと降りて、あわや線路へ落ちそうに。
あわてて救出し、階段の入り口でやり直し。
《５》
よし、上々の立ち上がりだ。
とりあえず、改札のところまで階段を上り、案内表示に従い別の階段でどんどん下へ下っていく。
地下鉄は路線は別でも、運営会社は同じなので、乗り換え時は改札をくぐる必要がない。これも時間短縮の一手だ。
大阪市営地下鉄では二番目に新しく、二番目に深いところを走る、長堀鶴見緑地線。
大阪ドームで阪神戦をやってる日以外は基本的にガラガラの路線で、この日もあまり乗客はいなかった。
リニア地下鉄特有の乗り心地を楽しむ間もなく、長堀橋駅で乗り換え。
ガーっと階段を上り、堺筋線のホームへ。
割と乗り換えに時間をかけないようにダイヤが組まれているおかげで、そんなに待たずに阪急電鉄の車両がホームに入ってくる。
車内はガラガラ。慣れなのか重症なのか、二人は車両の隅っこでイスに座る余裕を見せる。
こっちは、変わった帽子をつけてるつもりだから、じろじろ眺められない限りは全然平気になってきている。
列車は何の問題なく、扇町に到着。
扇町駅 堺筋線
15:35
扇町（おうぎまち）駅に着くと定時報告が。
1530定時報告
赤：堺筋本町 青：？ 黄：北浜 緑：？
やはり赤がいる。それも、我々より後方の駅。
そこで、イベントカードのさいころを投じる。
《２》と《２》、本日二度目の「ゆっくり」カードだ。
これで、さらに赤と出会う確率アップ。赤が堺筋本町から移動するなら、次の列車で来るハズ。
二人でグヘグへ笑いながら手ぐすね引いて待っていると、GMメールが。
GMイベント「外の空気を」
開始から数時間、部屋に缶詰なGMに外の空気を。
階段のみを使用して地上に出て、外の風景を写真に撮ってきてください。
※ 必ず改札から出ること。
えぇ〜、このカッコで外に出んの？ 関テレ（関西テレビ）前で？ キッズプラザもあって、子供いっぱいいるんだぜ？
「やっば〜」と冷や汗をかいていると、列車到着。
赤がいないかと待ち望んでいると。
ちょうど、目の前のドアから降りてきたのは赤チームのコンビ！
イイイィィィィヤッッッホゥゥーーー！！！
ひきつった顔で固まる赤チームを笑顔でお出迎え。（何
早速うさみみ権を譲渡、といきたいところで、証明写真のことを知る。
「そんなメール来てないわ〜」とかいいつつ、とりあえずGMイベントをクリアするため、地上へ。
うわぁ〜、いっぱいいるよ。お子さんが。
不思議そうな目でこっち見てるよ〜。
お母様たちが子供の視線を逸らそうとしているよ〜。
「こんな大人になっちゃだめだよ〜」と心の中で呼びかけながら、GMイベントと証明写真を兼ねて撮影。
GMイベントのおかげでカードイベントリセット、無事に赤へうさみみを譲渡し、足取り軽く次の移動へ。
出ろ！ ５出ろ！
《４》
願い通じず、またも一歩手前で立ち往生。（orz
我々はこうなる運命にあるのか･･････。
上新庄駅 阪急電鉄
16:11
乗った列車が北千里行きだったため、いったん淡路（あわじ）駅で京都本線の列車に乗り換え。
残り時間一時間を切ったところで定時報告。
1600定時報告
赤：天神橋筋六丁目 青：扇町 黄：北浜 緑：？
GM「緑ドコー？」
毎度毎度、動きが読めない緑チーム。いったいいずこへ？
定時報告３分後に上新庄到着。
先ほどから、定時報告と報告メールの絶妙なタイミング。
はからずして他チームに対し、情報攪乱が施せているようだ。
一歩手前の駅でカードイベント。
《５》と《５》。「バランススウィング」カードだ。
早速、改札前のコンビニで人生初のカ○リーメイトを購入。
後で食べてみましたが、なんとも言えない味でした。
さっさとホームにとって返し、移動のさいころを。
《２》
こ、このサイコロ、我々に何か恨みでもあるのか。
第二戦と同じく、目的地で折り返し。泣ける。
と、ここで、GMの携帯にトラブル発生。
急きょ、GMのPCでのサポートに変更。
こんなことなら、GMのPCメールもメーリングリストに入れておけばよかったか･･････。
本当に、GMのサポートには頭が下がります。
相川で折り返し。やってらんねー。
さっさと反対側のホームへ。
各駅停車の待避駅なのだろう。4線の立派な島式ホームだが、閑散としている。
すると、京都方面のホームに着いた列車から、黄チームが下車。
さらに後方から、黄チームを追いかけるうさみみの赤チームが。
なぜか緑チームもうさみみつけてこちらのホームへ来ようと階段に向かってるし。
ど、どうなってんの、これ？
とにかく隠れよう、と思っても万事休す。
梅田方面のホーム上で四チームが一堂に会する事態に。
次の列車まであと数分ある。もっと早く来てくれよ〜。
ここで赤チーム、ほかのチームに「次の列車に乗って上新庄に行け！」という。
よくよく話を聞くと、赤チームだけ目的地到着で、ほかは折り返しらしい。
だが、ここで到着メールを送ると、全員相川にいるわけだから、赤と他との間にアドバンテージがつかない。
そこで、他チームが上新庄に向かってから、赤は悠々と到着メールを送り、一駅分のアドバンテージを得るのだ！ と。
「セコイッ！ セコイぞ、それは！」 と詰め寄ってみるが、春雷さんはリーダーのゆえさんに絶対服従で、ゆえさんには論戦で勝てそうにない。
あーだこーだ言いあってるうちに列車到着。結局押し切られた青・黄・緑連合はやむなく乗車。
この時点でうさみみ権を譲られた、我々と黄チームはうさみみを装着。
ちょうど下校時間と重なったらしく、車内には高校生がちらほら。
うさみみ四対に、スーツの二人を合わせた六人組。明らか怪しい。
赤の策謀に乗せられた六人は、失意の面持ちで上新庄に下車。
GM「赤チーム２連勝〜 ということで現在地プリーズ」
おのれ〜。この恨みは、いずれ必ず。
しばらくして結果報告。
| 赤 | −３５０ | １位 |
| 緑 | −３８０ | ２位 |
| 青 | −６８０ | ３位／うさみみ装着 |
| 黄 | −６８０ | ３位／うさみみ装着 |
本日五度目のうさみみ確定。orz
この悲惨な現実に、全俺が泣いた！（ぉ
すでにゲーム終了まで残り２０分。次の目的地はミナミの最果て、南海本線の堺（さかい）駅。
目的地到着前に、ゲーム終了を迎えるのは確実。
スコアを捨てて梅田へ一直線か、それとも、ダメージ減殺に真面目に目的地を目指すか。
まさに運命の分かれ道！
第五戦に続く。