イベントレポート

「第77暗礁宙域」：武尊

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お読みの際には路線図やカードリストを参照されるとわかりやすいと思います。
（それぞれ別窓で表示されます）

注：今回のレポートで使用した写真は、ごく一部を除き、私が撮影したものです。
（第二戦・四枚目の写真は風来春雷さん撮影のものをお借りしました）

プロローグ　　ドキドキ☆初顔合わせ 朝六時半。 寝坊した。 目覚ましセットできてねぇ！　なぜだ！ 幸い、30分の寝坊ですんだが、のんびりしてる場合ではない。 飯をかっ込み、着替えて、持ち物確認をして家を飛び出す。 トイレに行くのを忘れたが、仕方あるまい。 天気予報は曇りのち晴れ、気温は32度、ここ数日間では一番暑いが、この時期にしては幾分気温が低い。 京阪・樟葉駅に着くと、特急発車の2分前。 大慌てで切符を買って、階段を駆け上がり、発車直前に駆け込み乗車。 ドアが閉まると同時に、胸をなでおろし、ホッと一息。 なんとも幸先の悪いスタートだ。 梅田駅　御堂筋線 8:20ぐらい 常々、集合時には、その集合時間の2、30分前には到着していないと我慢できない私。 困ったことに、今回は40分も前に着いてしまった。 集合場所は、御堂筋線梅田駅の中央改札口横にある市営交通案内所。 まぁ、普通の関西人は、集合場所に選ばない、特異な場所である。 しばらく突っ立ってみるが、こんな早くからそれっぽい人が来るわけもない。 暇をもてあまし、とりあえず今日使用する『大阪周遊パス』を購入しようと、背後に構える案内所に入ってみる。 職員「いらっしゃいませ〜」 私「あの〜大阪周遊パスを･･･」 職員「はい、こちらですね。2000円になります」 早っ。と驚く間もなくあっさり購入。 これがこのゲームの必須アイテム、『大阪周遊パス』。 「失くしました〜」なんてメールをもらったら、「失格。集合場所に戻って待機してて頂戴☆」と返そうとひそかに思ってました。（非道 その後、いったんトイレを探し、果たせずに戻ってくると、迷彩服を着た人物発見！ 自衛隊迷彩なんだけど、あちこちにかわいらしいワンポイントがついている。 （う〜ん、来るとしたら、こんな人が来るんだろうね〜）とか思ってると。 メール着信。 colonelさん「迷彩服着てるのが私です。」 この人だ〜！ ということで、ひとり確認。 前日から梅田に泊まっていたらしい。すごい。 その後、「今日の気温はマシっぽい」とか「早く来すぎましたね〜（苦笑」とか話してると、左手から長髪の紳士が。 いったん通り過ぎて、こちらにつつっと寄ってきて 「香月です。よろしく〜」 ああ〜、なんとなくイメージどおり。（ぇ そんなこんなで、初期メンバーが出揃う。 思えば、当初はこのメンバーで、スルッとKANSAI全域でやろうとか、本気で考えていたのだから恐ろしい。 ↑中身製作：私、出版・ファイリング：香月さん　『桃鉄ファイル』。チーム毎に色分けしてあって、かなりお金がかかってそうです。 香月さんは他にも持ってるだけのうさみみを持ってきてもらいました。ワンポイント付きとかおぞましすぎる。（笑 その後、瞬希さん（我々の後ろにずっといましたｗ）、だしさん、ゆえさん、幻想さん、春雷さんの順番（たぶん……）で全員集結。 プラス、ゆえさんが呼んできた見送りの方が一名。（誰だったか把握してないです。ごめんなさい ゆえさんのレポートから水霧風来さんとわかりました。わざわざ来ていただいたのに、失礼しました。 全員そろったところで、香月さんが持参したうさみみたちを御開帳。 水霧風来さんにもうさみみを勧める香月さん。なんでそんなにいっぱい持ってるんですか？（笑 うさみみ観賞会の合間に、東京でGMを務めるロキルスさんに連絡。 私「これからチーム分けとか、いろいろします。準備はいいっすか？」 ロキルスさん（以降、GM）「大丈夫です」 ということで、とりあえず、チーム分け。 前日、やっつけで製作したアミダクジを全員に回して抽選。 赤 麻倉ゆえさん 風来春雷さん 青 私（武尊） colonelさん 黄 瞬希さん 幻想の錬金術師さん 緑 だしさん 香月さん 上記に決定。 決まったとき、「緑には勝てるかも？」とか思わなかったり。 二人とも、大阪の土地勘がないわけですし、他のチームはみんな思ったのではないかと。 この油断が後々大変なことになるとは。 次に「目的地を決めるサイコロを振る人を決めるじゃんけん」。（長っ 見送りのはずの水霧風来さんまで加わって、総勢九人でじゃんけん開始。 なかなか決まらない。 で、何故か水霧風来さん勝利。 「ま、まあ、一番公平だよねっ」 とかお互いに何かを慰めあいながら、とりあえず振ってもらう。 普段人の集まらないところに九人もの人たちが円陣を作って、じゃんけんを繰り返した挙句、サイコロ振ったり、うさみみを渡しあってるもんだから、周囲には既に相当怪しいものに見えるに違いない。 サイコロの目は３と５。 結果をメールで送ると、程なく電話が。 GM「目的地は『木津川』です」 え、どこっすか？ あわてて『桃鉄ファイル』を開く。あ、あった。 私にとってもっとも縁が薄い南海線、それも高野線とつながってるように見える岸里玉出〜汐見橋間の駅。 初っ端の大移動にみんな徐々にやる気アップ。おお、なんか急にテンション上がってきたー！ 私「とりあえず、ルールを守って、正々堂々と頑張りましょう」 GM「準備が整いましたのではじめてください」 8月31日午前10時。 こうして、この夏最高のお祭り、関西版リアル桃鉄がはじまった。

第一戦　　キタへミナミへ大奔走 はじまったからには、サイコロを振らねば進めない。 注目の初投。ホァッ！（何 《４》 おぉ、まずまずの出だし。 一気に南海との接続駅、なんばへ。 なんとなく余裕を感じて改札を通ると、 駅員『まもなくなかもず行列車が発車いたします･･････』 ちょ、ちょちょ、ちょっと待てぇい！ 先ほどまでの余裕はどこへやら。一目散に駆け出して、寸でのところで列車に滑り込んだ。 駅を見ると、早速乗り遅れたチームが。あれは黄チームかな。 なんば駅　御堂筋線 10:14 皆さん移動中のためか、何事もなくなんば駅に到着。 そして私はトイレへ急行。（ぉ トイレを済ませると、赤チームからイベントメール（３−４）到来。 赤『クイズです！　赤橙黄緑青　どの色の恒星が一番熱い？』 私「青」 即答。高3地学、五段階中四の評定は伊達じゃねぇ！（何 と、ここでまだ引いてなかったイベントカードを引くことに。とりゃりゃっ！ 《６》と《５》 って《６》？　なぞ系！？　いやな予感･･････ （説明しよう。この「なぞ系」は、Y.E.T.のリアル桃鉄では、「恥辱系」＋「意味不明系」に相当するのだ！） 「お試し期間」：次の番は、うさみみを装着すること いきなりうさみみフラグキター（orz なぜ、なぜ最下位じゃないのに、ゲーム始まったばかりなのに、よりによってなんば駅で！！ 嘆いていても仕方がない。とっとと次のターンを終わらさなければ！ ･･････と思ってみるが、さすがに朝からうさみみはキツイ。 南海なんば駅の隅っこ、工事中の一角で本日はじめてのうさみみ記念撮影。 だんだん、哀しくなってくる。 目を伏せ、いそいそと南海本線のホームへ。 となりには、関西空港まで行くラピートが。 すごくかっこいいけど、今の私たちには写真にとる余裕すらないのです。 できるだけ人の少ない車両を捜し求めて果たせず、隅っこのほうに着席。 車内には、他に7人ほど。斜め前に座るおっさんの視線が痛い。 と、ここでメールを着信。 緑『３−６（ジオンに兵なし！）引きました。振り出しに戻ってください』 ありがとう。あなたたちは神様だ。 イベントカードで、梅田駅へ強制送還。 同時にカードイベントも消滅して、無罪放免。うさみみともおさらばさひゃっほーい！ ここから梅田まで戻るのは痛いが、うさみみの苦痛から逃れられるなら万々歳だ！ ここで、ロキルスGMからの定時報告（1030）。 赤：本町　　 青：なんば　　 黄：心斎橋　　 緑：？ なぜ緑は“？”と疑問を抱きつつ、梅田へ。 ところが、梅田へ行く途中、またも赤チームからクイズメール！ 赤『クイズです！　アニメ「恐竜惑星」のヒロイン・萌の名字は？』 ･･････何なんすか、それ･･･？（汗 オタ二人集えどサッパリわからず、もらったタイミングも悪い方向へ重なり、梅田駅からさらに３駅後退。 文字通り気分がブルーに、深く深く沈んでいく青チーム。やばいぞ、コレ。 新大阪駅　御堂筋線 10:55 「出発地から、３駅後退って、どこにいくの？」　「反対方向に行ったら良いんじゃね？」 って感じで新大阪着。地下鉄なのに地上駅ですよこんにゃろ。 とりあえず、カードを引いてみる。そりゃ！ 《５》と《１》 「I'm　lovin'　it　!　」：お食事の時間です。　サイコロを振り偶数なら普通の食事、奇数ならマクドナルドを探しハンバーガーを食べなさい もう一度、サイコロを振って奇数が出ちゃったので、マクドナルドに行って早めの食事。 続いて定時報告（1100）。時間経つの早いわ。 赤：心斎橋　　 青：新大阪　　 黄：？　　 緑：梅田 GMも「一時間経っても誰も目的地に近づけない！」というほど、ゲーム進行はかなり遅い。予想外の展開。 パパッと食べ終わり、ゲーム再開。そぉい！ 《１》 がくっとうなだれる青チーム。今日のオレはやたらとサイコロ運が悪いらしい。 西中島南方駅　御堂筋線 11:12 西中島南方（にしなかじまみなみがた）駅に到着。 一刻も早く進みたい青チーム。願いを込めてサイコロを投じる。 《２》と《２》 「ゆっくりしていった結果が･･･」これだよ！　ってことで一回休み はぁ〜 脳裏にあのにやけたでかい頭が映る。くぅ〜、うらめしい〜。 待合室で一本スルー。涼しいのが幸いか。 ブルーな空気を一新したい青チーム。ここでサイコロ投擲者をcolonelさんへスイッチ。 さて、新たな一歩は！？ 《１》 ほんとに一歩だけでした。（orz 中津駅　御堂筋線 11:22 再び地下へ。中津（なかつ）駅です。 ６−２の「フラグブレイカー」を引いて、何事もなく次のターン。 《５》 おほっ、これはついに俺たちの時代が！？ 本町駅　御堂筋線 11:28 再びテンションの高まりを感じていると、またも恐怖のメール着信。 おそるおそるメールを開封すると･･････ 緑『３−４クイズ　「美袋」なんと読む？』 こ、これ、日本語ですよね？ しきりに首をひねるがサッパリわからず。再び３駅後退で中津駅へ。くそ〜 （今にして思えば、ここで「フラグブレイカー」使ってりゃよかったのに〜（泣）） 中津駅　御堂筋線 11:40 1130、GM定時報告 赤：新今宮　　 青：中津　　 黄：なんば　　 緑：岸里玉出 「やっべぇ、みんな御堂筋線脱出してるやん！」 今回はイベントによる移動なので、カードイベントは無し。すぐにサイコロを投じる。 《５》 おぉ〜。いいねぇ。 なんば駅　南海本線 11:55 また来たぞなんば！ しかもカードは１−５「真紅の稲妻」！　すごいぞcolonelさん！ サイコロを二回振って、《１》と《５》。 ここで1200定時報告。 赤：心斎橋　　 青：なんば　　 黄：なんば　　 緑：？ 「赤と緑の行動が読めないなぁ」と思いました。 とにかく着実にゲームが終盤に近づいてることを感じた青チーム。テンションが上がります。 勢いでラピート撮影。う〜ん、カッコイイ！ しかし、ここで不可思議な現象発生。 各駅停車なのに、なぜ「今宮戎」と「萩之茶屋」に止まらない？ 意味がわからないままスルーした駅も数えつつ、岸里玉出に到着。 岸里玉出駅　南海本線 12:10 岸里玉出駅。ついにここまで来ました。 ここで汐見橋方面へ乗り換え、のはずだったのですが。 私「なんか、すごくローカルじゃないですか？」 路線図で見ると、南海本線と南海高野線の接続駅のように見えるのに、目の前にあるのは閑散とした二つの島式ホーム。 言ってるそばから、急行列車が轟音を立てて通過していく。 そして、なんば方面のホームの向こう側に、ぽつんと置かれた、かなり短い片側だけのホーム。 しかもこの二つの島式ホーム、今いる3・4番線が南海本線の上下ホーム、もう一つの1・2番線が南海高野線の上下ホームらしい。 どうも、さっきからおかしい。 二人で首をかしげながら、汐見橋方面のホームへ。 あまりの呆気なさに写真を撮るのを忘れてしまいましたが、汐見橋方面のホームはすごく短かったです。 しかも、一時間に2本しか電車がない･･････。 しばらく電車を待っていると、GMからメールが。 GM「緑が目的地到着。現在地プリーズ」 あ〜。やっとか〜。というのがその時の感想。 激闘2時間。ようやく緑チームが勝利。 一度は新大阪まで行った私たち。悔しいというより「よく頑張った」感が強かったです。 「ここまで来てたら、うさみみはないでしょう」とか言い合っていると、黄チームが合流。 すると続いて、さっきまで待ちかねていた電車が到着。徳島以来の二両編成でした。 「な〜るほど」と謎が解けたので、２−４：「頑固一徹」カードで目的地を頑固に目指す黄チームと別れ、なんば方面のホームに行くことに。 南海本線のなんば方面のホームにとって返すと、再びGMからメール。第一戦の結果はこうなった。 緑 ０ １位 青 −１５０ ２位 黄 −１５０ ２位 赤 −２００ ４位／うさみみ装着 こうして初代（？）うさみみ装着チームは赤チームに。次回目的地は阪急神戸本線の神崎川（かんざきがわ）駅に決定した。 「頑固一徹」カードで未だ発車間際の列車に座りっぱなしだった黄チームを慌てて呼び戻し、さらにいつの間にかホームのベンチに座っていた緑チームとも合流。 第二戦への幕が上がろうとしている。 さあ、ここまでは今回のゲームの序章。 うさみみ常時装着チームが決まったここからが今回のリアル桃鉄の本当の醍醐味。（何 今回はウサミミを免れたわが青チームも、その混乱の極みに巻き込まれていくことになる。 第二戦に続く。