小松基地航空祭'09
参加レポート
'09 Komatsu Air Base Festival Report

2009.11.01


同行者のレポート
夜鷹氏
http://yodaka117.blog116.fc2.com/blog-entry-250.html#more
自衛無数氏
http://strong7.web.fc2.com/report1.htm
ダウンロードのご案内
画像
http://firestorage.jp/download/0293df32d9e0980cd3c76b0586fe0c3cc24408f3

動画
http://firestorage.jp/download/e71bdb7a8c3682ec4a10010595ab2aa863b6f4e0
(動画はQuickTime Player対応です)

パス:KRT
※ 画像・動画ともに無修正版です
※ ダウンロード期間は11.23より二週間の予定です。

※ 詳しい解説はその項目のリンク先を参照してください。


10月31日
出発

朝。
起きなくてもいいのに早めに目が覚める。
今日はここ数か月、待ちに待った、今年最後のビッグイベントだ。
いや、実際にはその前日なのだが、夜通し高速道路を駆ける私にとってはこの二日間が一日だ。

何がきっかけだったかよく覚えていない。
ただ、気付いた時には行けそうな気がしていて、よく考えないままに同乗者を探していた。
周囲にはけっこう心配されたが、当の本人は初めての大冒険に心弾ませていた。
初めての長距離移動に初めての夜間高速、そして初めての航空祭。
無謀に“初めて”を追い求めたがる性質だが、これほど無謀な“初めて尽くし”も珍しい。


マクロ経済の講義を半ば「ぼ〜」と延べ4時間半聞き、講義終了とともに家にとんぼ返り。
あーだこーだと準備をしてたら出発時間を迎え、いざ京都へ。
いよいよ、「往復500km!漢だけの北陸車旅 〜 小松基地航空祭」のスタートである。

途中、ウォークマンを試しに使ってみて失敗したりしながら、順調に夜の国道一号線を走行、21時20分に京都駅前のアバンティ地下にある京都市営駐車場に駐車。
メールをチェックすると、夜鷹氏は余裕の扱きすぎで遅れてくるそうな。
とりあえず、集合場所へ、と車を降りたのですが、実は地下駐車場初体験の私。
上に建つアバンティ(ショッピングセンターみたいなの)の閉店後というのもあって、集合場所に近い側のエレベータ・階段はすべて閉鎖、エレベータを探してうろうろする羽目に。
結局、集合場所である京都駅西口改札についたのは21時40分過ぎ。

「うさみみでもつけておこうか」

と、漠然と思ってると、なんだか見たことのある人影。
しばらくの間、うろうろする彼をじぃ〜と目で追いかけていると、向こうも気づいてくれました。
そんな感じで自衛無数氏と合流。
二人でつれづれと話しながら待っていると、20分ほど遅れて夜鷹氏も合流。
本人はえらく気にしていましたが、もともと22時以降に高速に入ればいいので、まったく無問題。
合流した時点ですでに22時を回っていたので、途中コンビニによりながら、ぼちぼち出発。


なんだかんだとあって、22時20分ごろに京都南インターチェンジ(以下IC)より、名神高速道路へ。
片道223.1km、はじめての夜間の高速道路長距離走行のスタート。
と、意気込んで料金所へ向かう途中で、足元から警告音。

ETCカード未挿入

あ、危なかった。(大汗
あわてて路肩に止めて挿入。(ズシュ(ry
初っ端から初心者丸出しにしつつ、気を取り直して料金所通過。
スロー走行はお手の物なのです。(へたれ
ここから一気にアクセル全開! テンション急上昇!
「この車はキックバックがないんやで〜(正確にはキックダウン・無意識で間違ってたらしい)」
とか、どーでもいい知識をひけらかしながら、何事もなく合流。
夜鷹氏が持参した「エースコンバットZERO」のサウンドトラックCDを流しながら順調に走行、途中やたらとふらつく乗用車や空荷と思われるトラックなどを追い越しつつ、23時に滋賀県・菩提寺パーキングエリア(以下PA)に到着。
その後も、速度制限遵守・キープレフトなど教科書通り安全運転で、多賀サービスエリア(SA)にて休憩。

0時を回るころには、はじめての北陸道へ。
初めのうちは、路肩も広いし、街路灯も多いし、車も少ないし、で非常に走りやすかったのですが・・・・・・
賤ヶ岳SAを出発したころから、山道に入るにつれ、どんどん街路灯が減っていき・・・・・・
気付けば、頼りは自車のヘッドライトと他車のテールライトと路肩の反射板のみ、という真っ暗闇の区間に。
特にこの日は車の数が少なかったので、もう、恐怖がてんこ盛り。
おまけに、右に左にカーブしたかと思うと、いつのまにか下りが上りに、そしてまた下ってたり、トンネルばっかりだったり、と忙しい。
これまた夜鷹氏持参のウォークマンによるアニソンのカオスにまみれながら、レース場も真っ青な高速道路をひた走ること一時間近く。
途中、杉津PAで小休止を挟みつつ、なんとか南条SAまで来ました。
ここまで来ると、なんだか空気が違う気が。
そして徐々に多くなる車達。
小松へ向かう車列の影響か、突然カーナビの指定する降り口が加賀ICから片山津ICに変更するイベントを挟みつつ、それまでに比べると平凡な道を走り、女形谷(おながたに)PA、尼御前SAに停車。
尼御前SAでは、ここで一泊過ごすらしい車が、小さい駐車場を埋め尽くし、止むなく入り口付近で一時停車する羽目に。
これだけの人を惹きつける自衛隊イベントの魅力、すごいなぁ。

片山津ICを降りて、久々の一般道へ。
ナビのおっしゃる通り、ほかの車とは逆方向に粟津駅近くの臨時駐車場へ。
事前の情報では、小松基地近くの臨時駐車場は、深夜は開いていないはずだったのですが、実は開いてたらしい。
情報は統一してほしいなぁ。
高速道路同様に真っ暗な田舎道を走り、途中道に迷ってローソンで道を尋ねたりしながら、午前4時、ようやく駐車場に到着。
あのローソンのオッサンすげー。店員みんな制服じゃなくて私服だったけど、さすが地元民。

親切な警備員に誘導され、シャトルバス発車場にほど近い場所に駐車。
このためだけに用いられるのであろう、やったらにひろい空き地です。
周りも田んぼしかなくて、空は美しい星空。
すこし雲がかかってましたが、自宅よりもたくさん星が見えました。
三人そろって、オリオン座しかわかりませんでしたが。(苦笑
ひとしきり星空を堪能した後、仮眠をとるため、後部座席をフラットモードにトランスフォーメーション!
何とか三人寝られるスペースを確保し、一時間ほど眠ることに。
・・・・・・私は一睡もできませんでした。(orz
基本、布団が変われば眠れない性質ですが、隣の車のおっさん達の会話も耳障りで気になっちゃって。
まぁ、目の疲れをいやすのと、体力回復にはなりましたが。



11月01日
はしゃぐ

ぐっすり眠った二人を起こすわけにもいかず、ただ目を閉じて時間の中にたたずむこと数十分。
徐々に空が白けて行くと同時に、外もだんだん騒がしくなっていき。
夜鷹氏の携帯アラームで起床。午前6時。

基地へのシャトルバス行きは、すでに長蛇の列。

なんか、すっげー並んでました。
もう、いつの間にという勢いで。
その模様は、冒頭でご紹介したお二人のレポートをご参照〜。(写真撮り忘れ

私たちもあわてて列に加わり、職員(シャトルバスを運行する地元路線バス会社の方?)からシャトルバスの往復券を購入。
往復で500円とは、なんと良心的。
まぁ、これだけの人を運送するのだから、むしろ一番のもうけ時なのかもしれないが。
列に並びながら、もそもそと朝ごはんのおにぎりを食べていると、

ぶろろろろ〜

おぉ、あれに見ゆるは自衛隊車両!
これくらいなら、地元付近の道路でも見かけますが、それがすぐ近くに止まって中から制服さんが下りてくると、もう「キャー」と黄色い声援が出そうな勢い。
そんなトラックが2、3台現れ、ここが自衛隊基地の近くということを改めて実感。
三人で「あれで送迎してくれたらええのに」と、バカ話に講じている間に、6台ほど路線バスが到着。
二陣目に乗れるかどうか、と思ってましたが、なんなく第一陣のバスに乗車。
そこで、航空祭巡りを趣味にしてらっしゃるらしい、大ベテランのご夫婦と知り合いになり、航空祭の楽しみ方などの極意を伝授してもらいました。
聞けば京都出身とのことで、またどこかでお会いできるかも。

15分ほどバスに揺られ、ついに到着。



ん〜、基本的に空港施設と変わらないんだけど、建物の色合いとか、どこか基地っぽいたたずまい。
それぞれの建物の入り口に、各部署の名称の記された看板があったり、自衛隊員の姿があちこちで見られ、『ついに来たなぁ』と再認識。
ていうか、ハンガーでけぇ。
いや、あれに戦闘機が4機くらい入るのだから、当然と言えば当然なんだが、それでも想像していたものよりさらに大きい。
基地施設ばかりに目を取られていると、いつのまにか目の前には、広い空間とそれを埋め尽くす人ごみと、そして、

戦闘機キター!

しかも、あれは

ホーネット(F/A-18)だぁーっ!!

あぁ、遠目に見ても美しいフォルム・・・・・・
念願の機体との遭遇に、早くも涙目です。
(説明しよう! この男、数ある戦闘機の中でも、この機体が一番好きなのである!)
はやる気持ちを抑え、まずは飛行展示の撮影場所を求めてエプロン(駐機場)を歩きます。

旧管制塔
この小松基地がおかれている「小松飛行場」は航空自衛隊所管の官民共用飛行場。
2004年から、高さが二倍になった新管制塔において、自衛隊機・民間航空機の両方の管制を行っています。

飛行場の縁の下の力持ちたち
赤い車は消防車両。基地側に止まっていますが、おそらく基地側・民間側問わず火災に対応するのでしょう。

お待ちかねの航空機たち
まずは、多用途支援機U-4
ビジネスジェットとして製造された航空機ですが、なんだかんだで軍事部門にも採用されるマルチプレーヤー。

お次は大きな鼻を強調してみた、輸送機C-1
川崎重工業が開発・製造した国産の輸送機。ですが、航続距離の短さゆえに使い勝手が・・・・・・

ついで見えてきたのは、洋上迷彩が美しい戦闘機F-2
アメリカ空軍のF-16戦闘機を三菱重工が改造開発した機体で、特に対艦攻撃能力では世界トップクラスの性能をもっています。

そのとなりにちょこんといたのは中等練習機T-4
機体は川崎重工業、エンジンはIHI(石川島播磨重工業)がそれぞれ開発した純国産機で、アクロバットチーム“ブルーインパルス”でも運用されています。

そうしてエプロンの左側を歩いて行くと、なんだかよさげな撮影スポット確保。
それもF-2の目の前。

↑な写真がズームなしで撮れるような真正面です。
手を伸ばせば届きそうな距離。なんだかこうして駐機されてると大きなプラモっぽくて現実感ないなぁ。

そうこうしているうちに、小松基地所属の航空機によるオープニング飛行の時間が。
口でも文字でも言い表せない、腹に直接突き上げてくるような爆音を残し、次々と空へ駆け上がっていくF-15J イーグルたち。

中には、離陸後すぐに垂直に近い角度で急上昇しそのままインメルマンターンのように水平飛行に移る、スクランブル時に行うであろう戦闘飛行を行う機体もあって、もうたまらん!
特に、アフターバーナーを全開にしながら急上昇するときの音の響きが半端ない。旋回するときにチラッとこっちにノズルが向けられる瞬間など、「音が降ってくる」としか形容しえない爆音でした。
以下、飛行展示の写真をずらり。




この日どころか今年のベストショット・オブザイヤー(たった今創設)の最有力候補である一枚。
航空祭終了後、一枚だけタダで現像してくれるサービスを利用して、現像してもらっちゃいました。
現在のPC壁紙もこれ。



2009年度記念塗装〜


武骨なタンクローリーに漢(おとこ)を感じる。



6機のイーグルによる華麗な飛行の下で、しずかに飛び立つ航空機が。
上は救難捜索機U-125A、下は救難ヘリコプターUH-60J ブラックホークの二機。
ともに航空救難団に所属する「小松救難隊」の航空機で、二機セットで運用されているとか。
航空救難隊の存在は知っていましたが、実際に運用機体を見るのはもちろん初めて。
意外とかっこいい機体を運用していて驚きました。
特にU-125Aは、細身でシャープな機体形状ながら、どこかふわっとしたまるみが感じられて、それでいて予想外のアクロバティックな飛行を見せてくれるので、ひと眼見て「私的好きな航空機ランキング」の上位10機の中にランクインしました。
あぁ、イーグルに負けないように一生懸命飛んでて、かわいいなぁ。(ゴロゴロ
あ、いま「なんだコイツ」と一瞬引きましたね。 いいですよ、どうせ変人ですから。(何

航空救難隊に悶えた後、今度は二機のイーグルによる機動飛行展示。
離陸時からアフターバーナー全開のド迫力な機動飛行に酔いしれました。
以下、最大望遠で追いかけまくった写真。
急上昇時とか旋回飛行時のスラスター音に全俺が泣いた。(何







航空祭の最中でも、民間との共用空港である小松空港には、この日も民間航空機の発着がありまして。
「これくらいやったら伊丹(大阪国際空港)でナンボでも撮れるし、今日はええやろ」 と思ってた矢先、ひときわ目を惹く機体が。

ANAの旅客機(ボーイング737シリーズ)なのですが、なぜかおなじみのブルーではなくゴールド。
思わず航空祭そっちのけで激写!
あとから調べてみると、現在も現役バリバリの名機、ボーイング737の近代化再設計機の導入記念塗装機で、二機しかないんだとか。
民間も民間で、なかなか楽しませてくれます。

次は、小松救難隊による救難展示飛行。
今回の航空祭の最萌航空機、U-125Aくん再び登場。
相棒のUH-60Jとともに、実際の救難活動の様子を見せてくれました。




このあと、遭難者を発見したU-125Aの情報を受けたUH-60Jが救難作業を開始。
30メートルの低空でホバリングするヘリから二名の隊員が降下、担架に乗せた要救助者をヘリに運び上げ、最後にヘリに引き上げられた隊員は私たちの歓声に手を振ってこたえるサービスも。
この様子は、一部動画で撮ってあるので、そちらをご参照くださいな。

いや〜、しかしホントにかっこいいな航空救難隊。
『第四の自衛隊』として、サンダーバードみたいな『国際救難隊』を創設したら? という持論を以前からもっている私ですが(『蒼翔』の「戦略自衛隊」もこの構想から発展した組織)、この日彼らの雄姿を見て、やはり作るべきという確信を持ちました。
ちゃんと憲法にのっとった、世界に向けての平和的運用ができるし、海上拠点としての利用なら空母だって持てると思うんだけどなぁ。

話を元に戻して。
救難飛行展示が終わると、空のパフォーマンスはひと段落。
F-4による模擬対地射爆撃訓練もあったのですが、動画を取れるほどバッテリーがなかったので、今のうちにひとりで地上展示を見て回ることに。
以下、順番に紹介していきます。

まずは、ホーネットと隣り合っていた戦闘機F-4EJ改 ファントム
故郷のアメリカ空軍ではとっくの昔に退役してしまいましたが、航空自衛隊(空自)では近代化改修を経て今なお現役。
ファントムはシャークマウスがよく似合う、とつくづく思うね。
隣には通常カラーもいましたので、そちらは動画の方におさめております。

次にモデル撮影会で展示されてたイーグルのバック。
なんか、ファッションモデルのねーちゃんが邪魔でしたが、華麗にスルーしてイーグル注視。
360度どこからでも見れるのも面白いね。



続いて、はるばる松島基地より遠征してきた“ブルーインパルス”のT-4。
ずらっと並んだ七機のブルーインパルスは想像通りの壮観。
このチームは『蒼翔』の主人公たち“ブルーウィングス”のモデルになったチーム。
チーム構成(予備機を含めた7機編成)など、いろいろ参考にしています。


今度はゲスト参加している陸上自衛隊(陸自)の装備たち。
81式短距離地対空誘導弾VADS-1改(M167)対空機関砲
背中に正方形の板みたいなのを載せているのは、81式短距離地対空誘導弾とセットで運用される射撃統制装置搭載車両。レーダーにはイージス艦にも用いられるフェーズドアレイレーダーを装備しています。
前者は地対空ミサイル(SAM)を発射するもので、後者はけん引式の対空機関砲。
ともに陸上自衛隊の高射隊に所属するものと思われます。
(写真によると小松基地所属のようですが・・・・・・よくわからん)
colonelさんから、陸上兵装について情報をいただいたので追記しておきます。(09.11.27)
>81式短SAMは3自衛隊で配備されている装備品で、陸上自衛隊は師団の防空武器として、海空自衛隊は陸上基地の防空武器として運用されています。
VADSは航空自衛隊オリジナル装備で、81式短SAM同様基地防空の要として運用されています。
なので小松所属は不思議では無いですぞ。

とのことです〜。




ヘリコプターズ。
洋上迷彩なUH-60J以外は全て陸自航空隊の所属機。
上から順番に、観測ヘリOH-6D カイユース、多用途ヘリUH-1J イロコイ、攻撃ヘリAH-1S コブラ
灰色の機体色に見慣れていた目には、陸自な迷彩が新鮮です。
陸自ヘリのなかではAH-1Sがお気に入りだったので、何気に一人感激。

そりゃ、もう一枚写真に納めてしまうような感激ぶり。
う〜む、見れば見るほど、ますますヘリに見えない。どこの宇宙怪獣かと。

こちらもヘリコプターズの一員、輸送機CH-47J チヌーク
陸自と空自に採用されており、こちらは空自機。
陸自機は我が家の上空を編隊でよく飛んでるので、自衛隊兵器の中ではもっともおなじみさん。
なんぞいうても、ヘリの中では、こいつのローターの重低音にかなうやつはいないのである。
しかしまぁ、空自迷彩もたまらんの。(うっとり

離陸直前のF-4EJ改。脳内にパイロットと航空管制官のやりとりが自動再生。
英語よりも航空管制語の方が習得率の高い役立たずなのです。

再び固定翼機に戻ります。まずは海上自衛隊(海自)より参戦した訓練支援機U-36A
海上自衛隊唯一のジェット機で、艦船の対空訓練に使われるらしく、機体の中と外にたくさん訓練機剤が積まれてるそうな。
こんな期待があるとはつゆ知らず、「なんやろこれ」といいつつ写真に納めてました。(苦笑
改めてみると、なんだか一昔前の宇宙戦闘機っぽくて、けっこうかっこいいかも。

今度は空自機の多発機乗員訓練機T-400
うしろでタキシング中のU-125Aと同様に、ビジネスジェットを軍事用に採用したもので、それこそU-125AやU-4、C-1などの大型機パイロットの訓練用に使われているようです。

訓練機が続きます。お次は初等訓練機T-7
これも国産の訓練機で、戦闘機パイロットを目指すひよっこたちが最初に乗る航空機です。
こじんまりとしてかわいいですね。

地上にいる時は航空機っぽくない早期警戒機(AEW)E-2C ホークアイ
米海軍で艦載機(航空母艦に搭載される航空機)として開発されたため、飛ばない時はこのように翼をたたんでます。
背中に載ってる円盤は対空レーダーを収めたレーダードーム(レドーム)で、飛行時はくるくる回ってます。
空自採用なのは、海自に空母がないからでしょう。地上固定レーダー網の穴を埋める対空監視の要です。

またも海自から参戦の対潜哨戒機P-3C オライオン
愛称は星座でもおなじみな「オリオン」の英語読み。
母国アメリカが全世界に200機を展開しているのに対し、日本が派生機も含めて100機以上運用されているのは、それだけ周辺国の潜水艦に対して強く警戒している証です。
四発機だから当然だけど、予想してたよりすごく大きいです。
最前線で活躍する戦闘機はもとより、こういった後方支援機や練習機、哨戒機とか輸送機とかにも目を輝かせてしまうあたり、やはりミリタリーファンよりも航空ファンなんだろうなぁ。

最後は空自の四発機、戦術輸送機C-130 ハーキュリーズ
「輸送機といえばコレ!」としか言えないベストセラーで、米軍をはじめ世界中で運用されてます。
日本では空自がここ、小松基地で運用しています。
海外派遣にも多用される輸送機で、イラク派遣で長らく輸送作戦を行っていたのもこの機体です。
とにかくバカでっかいので、母国アメリカではガンシップだとか南極観測支援機だとか、いろんな派生機があります。

屋外展示物を撮り終え、今度は格納庫の中へ。
装備品展示が行われていた第三格納庫では二機のイーグルが鎮座し、油圧整備士の方たちが実際に動翼部分を動かして油圧系統の説明を行っていたり、コックピット見学会が行われていたり。
ここでは最新兵器の軍事機密も通用しません。(笑




装備品の数々。模擬弾だけど、機関砲弾まで触れるとは・・・・・・っ。
一番下は、イーグルに搭載されたエンジン、石川島播磨重工業(IHI)がライセンス生産するF100です。
これ一基で10万馬力(1馬力=1秒間に75kg持ち上げる仕事量)、二基積んでるから20万・・・・・・。
航空祭で配られていた紹介文には「鉄腕アトムの2倍!!!」と強調してましたが、むしろあそこまで小型化されて10万馬力なアトムの方が驚異的だよ!
あの腹に響く重低音にも納得です。

再び外に出て地上装備の続き。



一番上は91式携帯地対空誘導弾(SAM-2)
スティンガーの後継として採用された基地防空用個人兵装で、実は東芝製。
トラックたちは先ほどの短SAMの前方部。トラックの前にある箱はミサイルの弾倉。


再びモデル展示中のF-15J イーグル、T-4を。
今回はイーグルの新たな魅力再発見な航空祭でしたね。マジで惚れなおした。

撮影場所に帰還すると、今度は8機のイーグルによる編隊飛行展示。
簡単に並んでるみたいだけど、かなり高度な技術を要します。

ダイヤモンド。
思わず「チョッパァーッッ!!!」と叫びたくなったのはここだけの話。

これの前に、8機が横一線に並んで飛んでる隊形もありました。
オヴニルとグラ―バクのダブル変態編隊ですね、わかります。(何

傘型隊形。
ほんと、綺麗に並んでるなぁ。すごいなぁ。

そして、4機編隊からのブレイク(散開)。
轟音を響かせて1機ずつ離脱していく様は圧巻です。カッコよすぎる。

このあと、F-2の飛行展示が予定されていたのですが、機器の不調で中止に。
夜鷹氏がすごく残念がってました。本命だもの。



別のF-15チームの機動飛行を頭上に見上げながら、ほかの2名を地上展示にご案内。
このチームの機動が本気すぎる。
それぞれ別方向から、観客の上空を低空パスとかやりすぎwww



我が愛しのF/A-18 ホーネット
米海軍の艦載機で、今回来ていたのは俗に「レガシーホーネット」と呼称されるF/A-18D(複座型)。
この、いかにも艦載機という感じの洗練された流麗なフォルム、小柄を感じさせない存在感、機首からエアインテークにかけての独特の形状、実に良い機体だ。
『蒼翔』の“はやぶさ”の脳内妄想デザインもこの機体。
あぁ、ホーネットかっこいいよホーネット。(感涙


コックピット激写。
それぞれなんのコックピットでしょう?

先ほど掲載した携行SAMをもたせてくれるサービスがありました。
写真は、構えている夜鷹氏。
なんか、それなりにみんな様になるのが不思議だね。
夜鷹氏の「これで戦車撃ったら破壊できる?」の質問に「撃ったことないからわからない」の答えはこの日一番の傑作。

装備品展示の隣では、パイロットスーツの試着会をやってました。
私は着なかったけど、マネキンを激写。なるほど、これだけつけりゃ重たいはずだよ。
コックピット公開も行きましたが、写真がブレまくりだったので却下。

お昼御飯は、途中で雨が降ってきたのもあって、飛騨牛の串焼きだけ・・・・・・。
たこやきのぼったくり具合がひどかったです。食べる暇なかったけど。

急激に悪くなった空の具合を気にしつつも、ブルーインパルスの飛行展示を見るべく、再びエプロンへ。
いったん持ち直したものの、一機が上がったところで急に大粒の雨が。
アワアワ言ってると、飛行展示の中止が発表され、途端にどしゃ降りになって、急いで休憩所になってた第二格納庫へ避難。

このまま、航空祭は終了となってしまいました。残念無念。

その後、E-2Cの離陸を盛大に見過ごしたりしながら、しばらく雨宿りしたのち、それでもびしょ濡れになりながらシャトルバスで駐車場へ撤退。
そのころには気温が急に下がってけっこう寒かったので、暖房をつけた車内がすこぶる快適。
急いで靴下を履き替え、濡れちゃったところをふき取り、後部座席を元に戻し、しばらくのんびりした後、16時ごろに帰宅の途に就きました。
航空祭帰りの車でごった返す尼御前SAで給油し、雨天と風で50km/h制限のかかる中を順調に走り、17時ごろ南条SA停車。
1時間ほど仮眠をとり、腹ペコのお腹を満たし、お土産を購入して再び車中の人へ。
雨降ってるわ、暗いわ、車多いわで、危険しか見えない山道を安定して走り抜けます。
だいぶ、車というか高速道路に慣れた気がします。長時間走っててもそんなに疲れない。
途中で渋滞情報を見て、京都駅から枚方市駅に目的地変更。
かなり疲れを覚えながら、22時前に枚方市駅着。
二人を降ろして(この時割り勘分の料金を請求し忘れて後々ゴタゴタと)、22時30分に家にたどり着きました。


そんなこんなで、0泊2日の弾丸ツアー終了。
正直、めちゃくちゃつかれたが、それだけの体力と時間を費やす以上のいろんなものが得られたなぁ、と。

「また来年、行こう」

その思いを今後の糧に、ここで筆を置こうと思います。