同行者のレポート |
夜鷹氏 <http://yodaka117.blog116.fc2.com/blog-entry-250.html#more> |
自衛無数氏 <http://strong7.web.fc2.com/report1.htm> |
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画像 <http://firestorage.jp/download/0293df32d9e0980cd3c76b0586fe0c3cc24408f3> 動画 パス:KRT |
※ 詳しい解説はその項目のリンク先を参照してください。
10月31日 出発 朝。 起きなくてもいいのに早めに目が覚める。 今日はここ数か月、待ちに待った、今年最後のビッグイベントだ。 いや、実際にはその前日なのだが、夜通し高速道路を駆ける私にとってはこの二日間が一日だ。 何がきっかけだったかよく覚えていない。
マクロ経済の講義を半ば「ぼ〜」と延べ4時間半聞き、講義終了とともに家にとんぼ返り。
途中、ウォークマンを試しに使ってみて失敗したりしながら、順調に夜の国道一号線を走行、21時20分に京都駅前のアバンティ地下にある京都市営駐車場に駐車。 「うさみみでもつけておこうか」 と、漠然と思ってると、なんだか見たことのある人影。しばらくの間、うろうろする彼をじぃ〜と目で追いかけていると、向こうも気づいてくれました。 そんな感じで自衛無数氏と合流。 二人でつれづれと話しながら待っていると、20分ほど遅れて夜鷹氏も合流。 本人はえらく気にしていましたが、もともと22時以降に高速に入ればいいので、まったく無問題。 合流した時点ですでに22時を回っていたので、途中コンビニによりながら、ぼちぼち出発。
なんだかんだとあって、22時20分ごろに京都南インターチェンジ(以下IC)より、名神高速道路へ。 ETCカード未挿入 あ、危なかった。(大汗あわてて路肩に止めて挿入。(ズシュ(ry 初っ端から初心者丸出しにしつつ、気を取り直して料金所通過。 スロー走行はお手の物なのです。(へたれ ここから一気にアクセル全開! テンション急上昇! 「この車はキックバックがないんやで〜(正確にはキックダウン・無意識で間違ってたらしい)」 とか、どーでもいい知識をひけらかしながら、何事もなく合流。 夜鷹氏が持参した「エースコンバットZERO」のサウンドトラックCDを流しながら順調に走行、途中やたらとふらつく乗用車や空荷と思われるトラックなどを追い越しつつ、23時に滋賀県・菩提寺パーキングエリア(以下PA)に到着。 その後も、速度制限遵守・キープレフトなど教科書通り安全運転で、多賀サービスエリア(SA)にて休憩。
0時を回るころには、はじめての北陸道へ。
片山津ICを降りて、久々の一般道へ。
親切な警備員に誘導され、シャトルバス発車場にほど近い場所に駐車。
11月01日 はしゃぐ ぐっすり眠った二人を起こすわけにもいかず、ただ目を閉じて時間の中にたたずむこと数十分。 徐々に空が白けて行くと同時に、外もだんだん騒がしくなっていき。 夜鷹氏の携帯アラームで起床。午前6時。
基地へのシャトルバス行きは、すでに長蛇の列。 なんか、すっげー並んでました。
私たちもあわてて列に加わり、職員(シャトルバスを運行する地元路線バス会社の方?)からシャトルバスの往復券を購入。 ぶろろろろ〜 これくらいなら、地元付近の道路でも見かけますが、それがすぐ近くに止まって中から制服さんが下りてくると、もう「キャー」と黄色い声援が出そうな勢い。 そんなトラックが2、3台現れ、ここが自衛隊基地の近くということを改めて実感。 三人で「あれで送迎してくれたらええのに」と、バカ話に講じている間に、6台ほど路線バスが到着。 二陣目に乗れるかどうか、と思ってましたが、なんなく第一陣のバスに乗車。 そこで、航空祭巡りを趣味にしてらっしゃるらしい、大ベテランのご夫婦と知り合いになり、航空祭の楽しみ方などの極意を伝授してもらいました。 聞けば京都出身とのことで、またどこかでお会いできるかも。
15分ほどバスに揺られ、ついに到着。 それぞれの建物の入り口に、各部署の名称の記された看板があったり、自衛隊員の姿があちこちで見られ、『ついに来たなぁ』と再認識。 ていうか、ハンガーでけぇ。 いや、あれに戦闘機が4機くらい入るのだから、当然と言えば当然なんだが、それでも想像していたものよりさらに大きい。 基地施設ばかりに目を取られていると、いつのまにか目の前には、広い空間とそれを埋め尽くす人ごみと、そして、 戦闘機キター! しかも、あれはホーネット(F/A-18)だぁーっ!! あぁ、遠目に見ても美しいフォルム・・・・・・念願の機体との遭遇に、早くも涙目です。 (説明しよう! この男、数ある戦闘機の中でも、この機体が一番好きなのである!) はやる気持ちを抑え、まずは飛行展示の撮影場所を求めてエプロン(駐機場)を歩きます。 この小松基地がおかれている「小松飛行場」は航空自衛隊所管の官民共用飛行場。 2004年から、高さが二倍になった新管制塔において、自衛隊機・民間航空機の両方の管制を行っています。 赤い車は消防車両。基地側に止まっていますが、おそらく基地側・民間側問わず火災に対応するのでしょう。 まずは、多用途支援機U-4。 ビジネスジェットとして製造された航空機ですが、なんだかんだで軍事部門にも採用されるマルチプレーヤー。 川崎重工業が開発・製造した国産の輸送機。ですが、航続距離の短さゆえに使い勝手が・・・・・・ アメリカ空軍のF-16戦闘機を三菱重工が改造開発した機体で、特に対艦攻撃能力では世界トップクラスの性能をもっています。 機体は川崎重工業、エンジンはIHI(石川島播磨重工業)がそれぞれ開発した純国産機で、アクロバットチーム“ブルーインパルス”でも運用されています。 そうしてエプロンの左側を歩いて行くと、なんだかよさげな撮影スポット確保。 手を伸ばせば届きそうな距離。なんだかこうして駐機されてると大きなプラモっぽくて現実感ないなぁ。 口でも文字でも言い表せない、腹に直接突き上げてくるような爆音を残し、次々と空へ駆け上がっていくF-15J イーグルたち。 特に、アフターバーナーを全開にしながら急上昇するときの音の響きが半端ない。旋回するときにチラッとこっちにノズルが向けられる瞬間など、「音が降ってくる」としか形容しえない爆音でした。 以下、飛行展示の写真をずらり。
上は救難捜索機U-125A、下は救難ヘリコプターUH-60J ブラックホークの二機。 ともに航空救難団に所属する「小松救難隊」の航空機で、二機セットで運用されているとか。 航空救難隊の存在は知っていましたが、実際に運用機体を見るのはもちろん初めて。 意外とかっこいい機体を運用していて驚きました。 特にU-125Aは、細身でシャープな機体形状ながら、どこかふわっとしたまるみが感じられて、それでいて予想外のアクロバティックな飛行を見せてくれるので、ひと眼見て「私的好きな航空機ランキング」の上位10機の中にランクインしました。 あぁ、イーグルに負けないように一生懸命飛んでて、かわいいなぁ。(ゴロゴロ あ、いま「なんだコイツ」と一瞬引きましたね。 いいですよ、どうせ変人ですから。(何
航空救難隊に悶えた後、今度は二機のイーグルによる機動飛行展示。
航空祭の最中でも、民間との共用空港である小松空港には、この日も民間航空機の発着がありまして。 思わず航空祭そっちのけで激写! あとから調べてみると、現在も現役バリバリの名機、ボーイング737の近代化再設計機の導入記念塗装機で、二機しかないんだとか。 民間も民間で、なかなか楽しませてくれます。 次は、小松救難隊による救難展示飛行。
30メートルの低空でホバリングするヘリから二名の隊員が降下、担架に乗せた要救助者をヘリに運び上げ、最後にヘリに引き上げられた隊員は私たちの歓声に手を振ってこたえるサービスも。 この様子は、一部動画で撮ってあるので、そちらをご参照くださいな。 いや〜、しかしホントにかっこいいな航空救難隊。 『第四の自衛隊』として、サンダーバードみたいな『国際救難隊』を創設したら? という持論を以前からもっている私ですが(『蒼翔』の「戦略自衛隊」もこの構想から発展した組織)、この日彼らの雄姿を見て、やはり作るべきという確信を持ちました。 ちゃんと憲法にのっとった、世界に向けての平和的運用ができるし、海上拠点としての利用なら空母だって持てると思うんだけどなぁ。 話を元に戻して。 故郷のアメリカ空軍ではとっくの昔に退役してしまいましたが、航空自衛隊(空自)では近代化改修を経て今なお現役。 ファントムはシャークマウスがよく似合う、とつくづく思うね。 隣には通常カラーもいましたので、そちらは動画の方におさめております。 なんか、ファッションモデルのねーちゃんが邪魔でしたが、華麗にスルーしてイーグル注視。 360度どこからでも見れるのも面白いね。
ずらっと並んだ七機のブルーインパルスは想像通りの壮観。 このチームは『蒼翔』の主人公たち“ブルーウィングス”のモデルになったチーム。 チーム構成(予備機を含めた7機編成)など、いろいろ参考にしています。
81式短距離地対空誘導弾とVADS-1改(M167)対空機関砲。 背中に正方形の板みたいなのを載せているのは、81式短距離地対空誘導弾とセットで運用される射撃統制装置搭載車両。レーダーにはイージス艦にも用いられるフェーズドアレイレーダーを装備しています。 前者は地対空ミサイル(SAM)を発射するもので、後者はけん引式の対空機関砲。 ともに陸上自衛隊の高射隊に所属するものと思われます。 colonelさんから、陸上兵装について情報をいただいたので追記しておきます。(09.11.27) >81式短SAMは3自衛隊で配備されている装備品で、陸上自衛隊は師団の防空武器として、海空自衛隊は陸上基地の防空武器として運用されています。 VADSは航空自衛隊オリジナル装備で、81式短SAM同様基地防空の要として運用されています。 なので小松所属は不思議では無いですぞ。 とのことです〜。
洋上迷彩なUH-60J以外は全て陸自航空隊の所属機。 上から順番に、観測ヘリOH-6D カイユース、多用途ヘリUH-1J イロコイ、攻撃ヘリAH-1S コブラ。 灰色の機体色に見慣れていた目には、陸自な迷彩が新鮮です。 陸自ヘリのなかではAH-1Sがお気に入りだったので、何気に一人感激。 う〜む、見れば見るほど、ますますヘリに見えない。どこの宇宙怪獣かと。 陸自と空自に採用されており、こちらは空自機。 陸自機は我が家の上空を編隊でよく飛んでるので、自衛隊兵器の中ではもっともおなじみさん。 なんぞいうても、ヘリの中では、こいつのローターの重低音にかなうやつはいないのである。 しかしまぁ、空自迷彩もたまらんの。(うっとり 英語よりも航空管制語の方が習得率の高い役立たずなのです。 海上自衛隊唯一のジェット機で、艦船の対空訓練に使われるらしく、機体の中と外にたくさん訓練機剤が積まれてるそうな。 こんな期待があるとはつゆ知らず、「なんやろこれ」といいつつ写真に納めてました。(苦笑 改めてみると、なんだか一昔前の宇宙戦闘機っぽくて、けっこうかっこいいかも。 うしろでタキシング中のU-125Aと同様に、ビジネスジェットを軍事用に採用したもので、それこそU-125AやU-4、C-1などの大型機パイロットの訓練用に使われているようです。 これも国産の訓練機で、戦闘機パイロットを目指すひよっこたちが最初に乗る航空機です。 こじんまりとしてかわいいですね。 米海軍で艦載機(航空母艦に搭載される航空機)として開発されたため、飛ばない時はこのように翼をたたんでます。 背中に載ってる円盤は対空レーダーを収めたレーダードーム(レドーム)で、飛行時はくるくる回ってます。 空自採用なのは、海自に空母がないからでしょう。地上固定レーダー網の穴を埋める対空監視の要です。 愛称は星座でもおなじみな「オリオン」の英語読み。 母国アメリカが全世界に200機を展開しているのに対し、日本が派生機も含めて100機以上運用されているのは、それだけ周辺国の潜水艦に対して強く警戒している証です。 四発機だから当然だけど、予想してたよりすごく大きいです。 最前線で活躍する戦闘機はもとより、こういった後方支援機や練習機、哨戒機とか輸送機とかにも目を輝かせてしまうあたり、やはりミリタリーファンよりも航空ファンなんだろうなぁ。 「輸送機といえばコレ!」としか言えないベストセラーで、米軍をはじめ世界中で運用されてます。 日本では空自がここ、小松基地で運用しています。 海外派遣にも多用される輸送機で、イラク派遣で長らく輸送作戦を行っていたのもこの機体です。 とにかくバカでっかいので、母国アメリカではガンシップだとか南極観測支援機だとか、いろんな派生機があります。
屋外展示物を撮り終え、今度は格納庫の中へ。
一番下は、イーグルに搭載されたエンジン、石川島播磨重工業(IHI)がライセンス生産するF100です。 これ一基で10万馬力(1馬力=1秒間に75kg持ち上げる仕事量)、二基積んでるから20万・・・・・・。 航空祭で配られていた紹介文には「鉄腕アトムの2倍!!!」と強調してましたが、むしろあそこまで小型化されて10万馬力なアトムの方が驚異的だよ! あの腹に響く重低音にも納得です。
再び外に出て地上装備の続き。
スティンガーの後継として採用された基地防空用個人兵装で、実は東芝製。 トラックたちは先ほどの短SAMの前方部。トラックの前にある箱はミサイルの弾倉。
今回はイーグルの新たな魅力再発見な航空祭でしたね。マジで惚れなおした。 簡単に並んでるみたいだけど、かなり高度な技術を要します。 思わず「チョッパァーッッ!!!」と叫びたくなったのはここだけの話。 オヴニルとグラ―バクのダブル ほんと、綺麗に並んでるなぁ。すごいなぁ。 轟音を響かせて1機ずつ離脱していく様は圧巻です。カッコよすぎる。
このあと、F-2の飛行展示が予定されていたのですが、機器の不調で中止に。
このチームの機動が本気すぎる。 それぞれ別方向から、観客の上空を低空パスとかやりすぎwww
米海軍の艦載機で、今回来ていたのは俗に「レガシーホーネット」と呼称されるF/A-18D(複座型)。 この、いかにも艦載機という感じの洗練された流麗なフォルム、小柄を感じさせない存在感、機首からエアインテークにかけての独特の形状、実に良い機体だ。 『蒼翔』の“はやぶさ”の脳内妄想デザインもこの機体。 あぁ、ホーネットかっこいいよホーネット。(感涙
それぞれなんのコックピットでしょう? 写真は、構えている夜鷹氏。 なんか、それなりにみんな様になるのが不思議だね。 夜鷹氏の「これで戦車撃ったら破壊できる?」の質問に「撃ったことないからわからない」の答えはこの日一番の傑作。 私は着なかったけど、マネキンを激写。なるほど、これだけつけりゃ重たいはずだよ。 コックピット公開も行きましたが、写真がブレまくりだったので却下。 お昼御飯は、途中で雨が降ってきたのもあって、飛騨牛の串焼きだけ・・・・・・。 急激に悪くなった空の具合を気にしつつも、ブルーインパルスの飛行展示を見るべく、再びエプロンへ。 その後、E-2Cの離陸を盛大に見過ごしたりしながら、しばらく雨宿りしたのち、それでもびしょ濡れになりながらシャトルバスで駐車場へ撤退。
そんなこんなで、0泊2日の弾丸ツアー終了。 「また来年、行こう」 その思いを今後の糧に、ここで筆を置こうと思います。 |